工業高校に入って良かったところ・悪かったところ

私は中学時代、中の下くらいの学力でした。そんな僕が工業高校に入って3年間(厳密にはまだ2年半)過ごして持った感想をお伝えします。

※注意

高校によってばらつきがあります。一学校、一生徒の意見としてお聞きください。

 

 

プロフィール

前述のように私は中学では中の下くらいの学力でした。特に工業の方面に興味があるわけでもなく、理科も苦手でしたが、気が付いた時には工業高校に入学していました。

入学後も学校の勉強はほとんどしなかったですが、就職先もある程度選べるくらいの成績は維持していました。その代わりに資格を学年で一番多く取り、生徒会役員をつとめるなど、就職に備えた[武器]を身に着けながら高校生活をしておりました。

 

高校入学前の工業高校のイメージ

皆さんは工業高校にどんなイメージをお持ちですか?私は高校入学前、以下のようなイメージを持っていました。

  • 工業の事ばかり勉強して、技術の卓越した人が高い評価を受ける
  • ヤンキーが多い
  • 女子がとても少ない
  • めちゃくちゃ技術が身につく・資格を沢山とれる。

他にも細かいことはたくさんありますが、大体こんなところです。ですが現実とは大きく異なっていました。

これらを中心に良かったところ・悪かったところをお話ししようと思います。

 

良かったところ

就職斡旋を受けられる

工業高校に入る一番のメリットは絶対にこれです。少し過激なことを言うようですが、下手な大学に入って採用試験を受けるよりも確実に大きな企業に内定を貰うことができます。私は勉強が苦手でしたので、普通科高校に進み、大学へ進学していたらきっと学歴フィルターの壁を痛感することになっていたでしょう。

しかし誤解を恐れずに言えば、工業高校は企業さんと信頼関係ができておりますので、自分でエントリーをして採用試験を受けるよりも容易に内定を貰うことができるのです。私も鉄道会社に内定をいただくことができましたが、自分の力だけで受かったとは思わず、やはり高校には感謝しています。

 

課外活動・資格が直接就職に活きる

これも工業高校のいいところではないでしょうか。就職の際、履歴書に課外活動の所属実績や資格を書くことができます。中でも運動部生徒会は好まれるそうです

課外活動

私の課外活動実績は以下です。

・○○部 副部長   (高校がばれてしまいそうなので秘密)

・生徒会 会計

・○○委員会 委員長

運動部ではありませんが、運動部でなくても採用したくなるような武器を持てばいいと思い、文化部に入部しました。結果上手くいっていると思います。

これらの頑張りが就職活動で直接評価されるのは非常にありがたいです。

 

資格

こちらもやはり評価基準になります。高校生活で沢山資格を取得したので、採用試験を受けた会社からもお褒めの言葉をいただきました。

社会に出てから直接活かすことができる勉強をし、それが評価されるのはとても有意義だと思いました。

 

ある程度の技術や知識が身につく

3年間工業に関する勉強をしますのでもちろんある程度の技術や知識は身に付きます。

しかし、入学前に期待していたほどの技術が身についたかと言われれば、そうは思いません。身についた技術と言えば電気工事アーク溶接くらいでしょうか。

知識面でみても実践的な知識は特段身に付きませんでしたが、電気や電子の基礎的な部分はある程度身についたのではないでしょうか。さらにテストが終わるとそのテスト範囲の知識などすぐに忘れてしましますので、社会に出てからいきなりそれを発揮することはなかなか難しいのではないかと思います。

 

悪かったところ

偏差値が低いが故に起こる問題

冒頭でも申し上げましたように工業高校は偏差値の低い高校が多いです。私の通っている高校もその例外ではありません。

周りに危害を加える不良がいる

これは当初から予想はしていましたが、本当にいましたね。煙草なんかは周りに与える影響も少ないですが、よくわからない因縁をつけては攻撃をしてくる不良がいました。これは正直困りました。単純に怖いですし、学校が楽しくなくなる一大要因でした。

 

授業中は特にうるさい

よく偏差値の低い学校は「動物園」と呼ばれることがありますが、場合によってはそれに近い状態になります。放課中は奇声がよくあがっていますよ。

授業中には奇声が上がるなんてことはあまりありませんが、とにかくやかましです。

何もないときにしゃべるならまだしも、先生が話しているときに大きな声で会話をする人が大勢います。また比較的おとなしいクラスメイトも例外ではなく、大きな声でなくても先生が話しているときにお構いなく雑談を始めます。やはり本質的に授業を受けることが苦手なのではないでしょうか。

(偉そうに言ってますが周りを馬鹿にする意図はなく、ただ客観的に見てそうだと言っているだけです。)

 

女子の割合が少ない

もちろんこれを特に問題だと思わない人も沢山いるでしょうが、普通科高校にあるようなバラ色の高校生活を送ることは難しいと思います。まず女子の人数がかなり少なく、1クラスに0~2人程度でした。その中から女子とかかわりを作り、自分のスペックに相応しい女子をみつけ、交際にこぎつけるのは結構大変なことです。

また大学に行かないうえに、就職先もほとんどがブルーカラーの職場でしょう。そうなると普通科高校などに進学するよりも結婚できない可能性が高くなってしまうということです。

 

学歴コンプレックス

工業高校でも指定校推薦などで大学進学することはそう難しい話ではないですが、大体の人が高校卒業後すぐに就職します。

これは私に限った話かもしれませんが、最終学歴が工業高校というのは少しコンプレックスに思ってしまいます。今は学歴社会であり、低学歴の人は馬鹿にされる傾向にあります。

 

まとめ

結局工業高校に入ってよかったか、悪かったかでいうと工業高校に入って良かったと思います。

自分の力だけでは難しいような企業に内定を頂けたのは、やはり工業高校に入ったからではないでしょうか。一部やんちゃな不良がいても、いい級友はたくさんいます。女子が少なくても、友達との思い出は紛れもない青春の思い出です。

えきねっと【お先にトクだ値きっぷ】がお得すぎる件

新型コロナウイルスの感染者もかなり少なくなっており、移動制限も緩和されてきたこの頃、久しぶりの旅行を計画される方も少なくないでしょう。

GoToトラベルのような国からの補助制度こそありませんが、各交通機関や宿泊施設はより多くの旅行者を獲得すべく、非常にありがたい割引が行われています。

今日はその中の1つ、JR東日本及びJR北海道えきねっと お先にトクだ値を利用して、列車の予約をしましたのでご紹介します。

 

予約に至った経緯

北海道旅行の計画

私は2021年の11月に人生で初めて北海道へ3泊4日?で旅行へ行きます。

目的地は函館ですが、お金のない高校生ですのでもちろん大好きな鉄道、東海道新幹線東北新幹線及び北海道新幹線に乗っていくわけにはいきません

鉄道で行けばざっと片道5万円はかかります。もちろん各種割引を適用したら多少安くなるとは思いますが、それでも飛行機で行くのが最も安いとわかり、新千歳空港経由で函館へいくことに決めたということです。

 

問題点1

さて、飛行機で札幌(新千歳)空港までの航空券を予約・購入しましたが、ここで問題が生じました。北海道の知識など皆無であった私は、南千歳から函館までの乗車券+特急券の値段を見て驚愕しました。

乗車券+特急券で8,040円…!

う、うせやろ…。東海道新幹線で名古屋から熱海までいくのと大差ありません。

それもそのはず、千歳市から函館市まで300km近くあります。

はやくもお財布の事情で頭を抱えることになるかと思いましたが、私は諦めませんでした。

 

学校学生生徒旅客運賃割引

真っ先に思いついたのがこの割引制度でした。片道101kmを超える距離を学生や生徒が移動する際に受けられる割引です。前述したとおり千歳ー函館は300km近いですし、私は県立高校の生徒ですので、学校に割引証を発行してもらえれば割引を受けられます。

しかしこれは乗車券にしか割引が適用されません。まぁ何もしないよりは安くはなりますがね…。

 

在来線特急乗継割引

次に思いついたのがこれで、復路に限定されますが今度は特急券を半額にしようと考えました。函館が目的地ですので、木古内新函館北斗で新幹線を利用し、そこから南千歳までの北斗号の特急券を半額できます。

しかし在来の距離がそこまでありませんので、普通に乗ったほうが安いということになります。

 

じゃあなにかフリー切符のようなものはなかろうかJR北海道のHPを見てみました。

ありました。

【お先にトクだ値

あまり期待をせずサイトを見るとかなりの割引率です。40%割引ですと…!?

なんと早めに予約をするだけで4割引きになってしまうようです。それを知って予約しないすべはありません。

 

問題点2

そこまで大きな問題ではありませんが、ここでまたひとつ問題が生じました。

私の大好きなホテル、東横インやルートインが千歳にはなく、また札幌よりも苫小牧のホテルのほうが安かったので苫小牧にホテルを予約していました。

翌朝苫小牧から北斗号に乗るつもりでしたが、苫小牧ー函館のきっぷは買うことができず、指定された9パターンの区間しか発売されないようです。

私は南千歳ー苫小牧の区間を放棄して苫小牧から乗ることにしました。

(途中乗車が可能ですので特段問題にはなりませんが、ひと区間無駄に購入するということになります。一度南千歳まで下り、折り返し乗車をするのは不正乗車になるのでやってはいけません。)

 

まとめ

えきねっと お先にトクだ値きっぷはいくつかの制約をくぐれば非常に安くきっぷを買うことができます。

・発売区間が限定的なので、ホテルの場所などを考慮して切符を買いましょう。

危険物取扱者免状申請の手引き

先日合格した危険物取扱者甲種の免状の申請をしましたので、ご紹介します。

 

 

 

用意するもの

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用意するもの
  • 免状交付申請書
  • 大きさの違う2種類の定形封筒
  • 2900円分の収入証紙(各県のもの)
  • 84円切手×2
  • 320円切手×1
  • (既に免状を持っている場合は免状も)

※2021年6月現在

作業手順

1.免状交付申請書に必要事項(名前、職場または学校の電話番号、自分の電話番号)を記入する

 

2.大きいほうの封筒に各[消防試験研究センター]の住所および名前、

 「免状交付申請書在中」を記入

誤字脱字等があっては困るので、必ず切手は後から貼ること!

(裏面左下に自分の住所と名前を記入)

 

3.大きいほうの封筒に84円切手を貼り付ける

 

4.小さいほうの封筒に自分の住所と名前を記入。

返信用、つまり交付された免状が自分のもとへ送られてくる封筒なので、表面に自分の住所等を書く。(気持ち悪いような気もしますが、自分の名前の後に「様」も書いておきましょう。書かなくてもよいですが、書かなかった場合は先方が「様」のスタンプを押します。先方の仕事を減らしてあげる簡単な協力です。

 

5.小さい封筒の裏面に自分の受験番号を記入する。

 

6.小さいほうの封筒に320円切手と84円切手を貼り付ける。

 

7.大きい封筒に以下のものをぶち込む

  • 既得免状(ある場合のみ)
  • 小さい封筒
  • 収入証紙をはった免状交付申請書

8.ポストに投函

 

補足

 

1.今回は、普通郵便で送る方法をご紹介しましたが、不安な方は簡易書留のご利用をお勧めします。(+320円)

 

2.免状交付申請書に記載された日にち以降に免状交付申請をすると、おおむね二~三週間ほどで交付されます

 

 

 

 

電気科工業高校生が危険物取扱者甲種に合格した話。

工業高校生や工場等で働く人だけにとどまらず、多くの人が知っているであろう超有名国家資格、[危険物取扱者]の最上位資格である【危険物取扱者 甲種】に合格した話をさせていただきます。

 

 

初めに

プロフィール

私は工業高校の電気科に通う高校生3年生です。

第二種電気工事士二級陸上特殊無線技士消防設備士などの工業系資格を取得しています。

 

取得を目指した動機

私は高校入学時に[危険物取扱者 乙種第四類]は取得したいと、当時担任を持ってい頂いていた先生に言ったところ、「じゃあ乙種全類取得も目指せるといいね」と、乙種全類を取得することを勧められました。

しかし乙種全類取得の目標を達成した時に思ったことがあります.....

履歴書に危険物6つも書くのめんどくさいしほかの資格書けなくなるやんけ」と。

あとは自慢できる資格を取っておきたかったというのもあります。

 

 

試験について

勉強の方法

法令

法令は乙4とそう大差ない内容なので、ここを怖がる必要はないかと思います。

指定数量を覚えるのが大変ですが、4類危険物のみでの出題のほうが多いのではないでしょうか。

物理化学に力を入れすぎてしまい、法令で落ちることの無いようにしたいものです。

 

物理と化学

一般的に甲種の物理化学は高校レベルと言われています。(乙4は中学レベル

高校レベルとはいえ、普通科高校の理系選択で習うような内容ですので、工業高校生にはかなり難しいとおもいます。

わたしの高校の理科では「化学基礎」を学習しないうえに、化学科でもないのでほぼ独学で突破しました。

しかしながらわたしも物理化学をめちゃくちゃ勉強した結果、70%の正答率でした。

当日の試験では、問題集で1回も見たことの無いような問題が3,4問出題され、知識と応用力が試される試験だと思ったものです。(問題集の細かいところまで理解をする必要があるということ

 

性質消火

この範囲は乙種の各類試験で学習した内容でしたが、ほぼ覚えていませんでした。

覚えるべき物質がとんでもない数あり、そのうえそれらの物質は性質が細かく違うのです。性質の違いがおおきのであればおぼえるのもそう苦でもないはずですが、若干の違いが厄介なのです。名前も似たようなのがありますし、試験中に「あれ...これは塩素酸ナトリウムの性質だっけ、それとも亜塩素酸だったかな...。」と混同してしまいがちです。

わたしは乙種全類取得後の受験だったのと、暗記が得意なほうなのでそんなに苦労はしませんでしたが、量がおおいので必然的に勉強時間が沢山必要になります。

でも物理化学が一番大変で、配分が難しかったです。

 

出題傾向について

法令

指定数量は絶対といっていいほど出ると思います。

特に4類危険物がよく出ると思います。

しかし私は二回受け、一回は全類の指定数量でした。

各貯蔵所に貯蔵できる危険物を問う問題や、保安監督者についての出題がありました。

法令は割と頻出問題がわかりやすいのではないかと思います。

 

物理と化学

ここは試験後、忘れないうちにメモを残したので紹介します。(2個忘れた)

当日の試験内容

  1. 各消火剤の消火作用(水に窒息効果があるか。)
  2. メタノールベンゼンが完全燃焼するのに必要な酸素の量(何倍か)
  3. 燃焼点や発火点の意味など
  4. 不明
  5. 泡消火器の作用
  6. 不明
  7. 熱方程式
  8. 熱のなんか
  9. 3molの水に含まれる水素の量
  10. 官能基の名前

雑ですが、無いよりは役に立つと信じています。

先ほども言いましたが、応用力が大事だと思いました。

 

性質消火

ここも意外と難しいというか大変です。

有名であったり、問題集に沢山出てくる物質以外も多く出題されます。

例えば「バリウム」や「アニリン」、「クロロベンゼン」です。

こういったモブキャラたちの存在も忘れず勉強する必要があるのです。

 

おわりに

わたしは化学科でもなければ化学基礎すら習わない電気科ですが合格することができました。

これから受験しようと考えている人の役に立つことができたら幸いです。

免状申請についてはまた後日

危険物取扱者 乙種全類取得までのプロセス

 

 

 

プロフィール

  • 工業高校三年生(電気系)
  • 乙種1.2.3.5.6類を二か月間で取得

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現在の私の免状

点数は以下の通りです。

一類:90%

二類:100%

三類:100%

五類:60%

六類:80%       

平均すると86%となります。

 

試験の概要

まず、危険物取扱者試験について説明させていただきます。

1.受験資格

 甲種には割と厳しめの受験資格が設けられていますが、

乙種や丙種には受験資格がなく誰でも受験することができます

 

2.難易度

 甲種の難易度は高く、合格率は30%前後ですか、前述した「厳しめの受験資格」をクリアしたある程度化学に詳しい方や、危険物を扱う方が受験しにきますので、その中での30%ですので「難しい」と言っていいでしょう。

 

乙種の合格率は乙種4類が30%前後でその他が60%くらいです。

この理由については後程説明します。

 

3.科目免除制度

乙種の試験は、原則として以下のようにして採点されます。

 

危険物に関する法令・・・・15問

基礎的な物理学・化学・・・10問

性質と消火・・・・・・・・10問  

それぞれの科目で60%以上の正答率  

 

たとえば、以下のような正答率では不合格になります。

法令:90%  物化:90%  性消:40%

(性消が60%に達していないため。)

 

反対に、以下のような場合は合格になります。

法令:60%  物化:60%  性消:60%

(すべて60%以上になっている。)

 

しかし、[危険物取扱者 乙種]に一度合格し、免状交付を受けている場合は

次のような配点になります。

 

性質と消火:10問    以上!!!!!

60%以上の正答率であることで合格

 

なんと二回目からは10問、そのうち6問正解するだけで合格になってしまいます。

 

最初に乙4を取り、その科目免除を利用してほかの乙種試験を受ける方が圧倒的多数なので、乙種1.2.3.5.6類は合格率も高く、【科目免除者用乙種1.2.3.5.6.類】の参考書も大変充実しております。

 

4.併願受験

 乙種試験は併願受験することも可能です。

併願受験とは、2種類の試験を同じ試験時間に受験するということです。

(3種類同時ができる県もあります)

受験料や、免状申請費用は二回分ちゃんととられますが、郵送する場合の封筒は一つにまとめます。

 

〇甲種と乙4の合格率が近い理由

乙4の合格率が30%前後なのに対し、甲種の合格率も30%前後になっています。

 

え?乙4の難易度って甲種と変わんなくね?

 

そうなんです、合格率でいうとあまり変わりません

それは先ほどの内容と重複してしまいますが、やはり受験者層の違いやそれに伴う試験への取り組み方の違いに起因すると思います。

 

受験者層の違い」というのも、

工業高校生が受験する国家資格が乙4】なので、多くの工業高校生は【半強制的に乙4を受験している】といっても過言ではないのです。

半強制的ともなれば、必ずしもやる気にあふれた生徒が多いわけでもありません。

そういった背景から、乙4の合格率がかなり低く出てしまうのだと思います。

 

 

〇乙種全類取得のプロセス

最初は乙4からスタート

 これはよほどのことがない限り乙4スタートでいくことをおすすめします。

理由は大きく二つありますが、一つ目は乙4を持っていることを前提とした乙種1.2.3.5.6類のテキストがほとんどだからです。

二つ目はガソリンや軽油などの普段から私たちの生活に馴染みがあり、出題傾向もガソリンや軽油が多いからです。やはりイメージのしやすさはとても重要で、【性消】の科目は比較的簡単に感じ、物理化学への勉強時間も確保しやすいでしょう。

 

・併願受験時の乙種1.2.3.5.6類の組み合わせ

さて、乙4に合格し、免状が届いたら科目免除を受けてる準備が整いました。

つぎに併願受験の組み合わせを決めるわけですが、五種類もありよりどりみどりです。

 

組み合わせを決めるうえで最も重要なのは当然ながら「難易度」です。

私も受験するときに調べましたが、なかなかそれらしい情報がなく困りました。

私個人の感覚での難易度を難しかったものからご紹介します。

・5類 

最も難しかったのが5類です。これはまず名前を覚えるだけでも一苦労でした。「ジアゾジニトロフェノール」や「ジニトロソペンタメチレンテトラミン」など、化学に触れたことのほぼない私にはとても大変なうえに、性状も様々でこれは圧倒的1位です。

 

・1類

これも性質が細かくおぼえる必要があり、大変でしたが、過去問からおおよその出題傾向がわかれば簡単に合格することができます。

 

・3類

1類とは違った難しさでした。というのも、1類は小さな違いがたくさんあるのに対し、3類は性質が大きく異なります

そのため一類と三類はほぼ同じような難易度だと思います。

 

・6類

6類と上記のものとはかなり差があるように思います。

6類や2類はまず対象となる危険物の種類が少なく、性質も似ているため、そこまで大変な試験ではありません。

 

・2類

これも6類と同じく、性質が非常によく似ていて、それ自体も難しい内容はないです。

 

・組み合わせの例

これらの難易度を考慮して組み合わせていきます。

 

まずおすすめは5類を単願で受けることです。

 

乙種1.2.3.5.6類は5種類ですので、併願受験をするとなると、一度何か不合格にならない限りは1つ単願で受験することになります。

その単願でうける種類は一番難しい5類にすることをおすすめします。

 

次は1類と2類を併願で受けましょう。

 

1類は比較的難しく、2類は簡単ですので、1類に勉強時間を割いても問題なくクリアできると思います。

また、この2種類はいずれも固体ですので、混同することも少ないとでしょう。

 

最後は3類と6類を併願で受けましょう。

 

これも比較的難しいものと簡単なものの組み合わせですので、どちらかに極端に時間を割きすぎなければ問題なく合格できるはずです。

 

〇高校生の表彰制度

高校在学中に【危険物取扱者 乙種全類】や【危険物取扱者 甲種】に合格し、免状交付をうけているとそれぞれの県を管轄する「消防試験研究センター」から額に入った賞状と「3,000円分の図書券」の副賞がいただけます。

毎年1月末までですので、日が近くなったら校務主任や学科長の教員に聞いてみましょう。

 

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〇必要諸費

受験料乙種:4,600円 × 6  = 27,600円

免状申請料:2,900円 × 6  =17,400円  45,000

(さらに郵送料や手数料も結構かかります)

 

 

〇まとめ

乙4をとる

乙5類をとる

乙1・2類をとる

乙3・6類をとる   といった流れで進めることをおすすめします。

合計金額は  45,000円です(受験料+免許申請手数料)

 

おわりに

私は試験を受けるときに情報がなく、苦労していましたので、この記事をよんだこれから危険物の試験を受けようとする方のお力になれたらと思います。

国家試験なので結構いいお値段がしますが、これを足掛かりに甲種にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

自己紹介と抱負

自己紹介

はじめに

 生まれて初めて「ブログ」なるものを開設し、最初のブログはいわれるがままに「かんたんな挨拶や自己紹介」をさせて頂きます。

これから工業系の資格に挑戦し、受験体験記や諸手続きについて書いていきますのでよろしくお願いいたします。

目次も貼っておくのでご利用ください。

 

 

 

プロフィール

1.生い立ち

 いまからおよそ18年前、のぞみの止まる某県、特急の止まる某市にある一家の長男として生まれる。

出産当時は3000㎏を超える大きな赤ちゃんだった。

自然の多い場所で生まれ育った私はお魚が大好きで、今も尚、大のお魚好きである。

 小学生時代は私の生意気な性格が周りからの印象を大きくさげていた。

中学生になるとさらにその生意気さに拍車がかかり、クラスの大半から嫌われ、勉強面でも落ちこぼれていった。(最低200人中150番くらい)

 そんな中学校生活の楽しみは部活であった。野球部に所属していたものの、体も貧弱で、足も遅い私に出場機会はほぼなかった。

 

 そんなこんなで、勉強にも何に対してもまったく自信のない私は市内でも下から数えたほうが早いような工業高校に進学した。

 

しかしこの工業高校が私を変えた

 

2.高校での自身の変化

 高校で私を大きく変えた事柄は二つある。

 

1つは成功体験による自信

 

学科の方針で[危険物取扱者 丙種]を受験することになっていたのだが、

この方針はとても有意義で生徒の自信ややる気を引き出すのに最適な材料だと思う。

なぜならこの[危険物取扱者 丙種]というのは比較的簡単に合格でき、「免状が交付される」ため合格した実感も得ることができるので、誰もがうれしくなるはず。

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危険物取扱者 丙種の免状

 私もこの丙種を足掛かりに高校入学時、目標にしていた[危険物取扱者 乙種全類取得]を達成した。

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危険物取扱者 乙種全類取得時に頂ける賞状と副賞

 

そして二つ目は鉄道オタクとの出会い

高校入学後、すぐに親しくなった友人が大の鉄道ファンで、それに影響を受けた私も鉄道オタクの仲間入りを果たした。

特に興味のある職種もなく、鉄道会社の運輸部門(運転士や車掌)に入るための評定をクリアしていることを知り、鉄道会社志望になった。

この出会いも人生にを加え、また人生に目的を与えることになっている。

 

3.趣味

前述使用に、私は電車が好きです。撮ることも、乗ることも。

それからお魚の飼育もやってます。それも「カクレクマノミ」とかではなく…

飼育中の真鯛

うまそうな 真鯛さんです!ほかにも「カサゴ」や「カワハギ」などの近海魚を飼育しています。

こちらの趣味も発信出来たらと思っています。

 

これまで受験してきた資格

細かいものを含まずに紹介していきます。(落ちたものは言い訳を含む)

  • 危険物取扱者 甲種   (あと一問だった)
  • 第二種電気工事士
  • 第二級陸上特殊無線技士
  • ITパスポート      (勉強時間がなかった)
  • 消防設備士 乙6   (一回あと一問で落ちて、今結果待ち)
  • カラーコーディネーター スタンダード
  • 等々

おわりに

 難しい資格はまだありませんが、これからも沢山の試験を受けるつもりです。自慢できるような資格を取ることが残りの高校生活の豊富です。

しかしこの細かい資格たちも合格するまでの過程で得た知識や経験は確実に自身のスキルアップにつながると思います。

これからそれらの資格を受験するにあたり、体験記などを共有出来たらいいなと思います。